腰痛が引き起こす痛み

腰痛が原因・関連して起こる体の痛みがあります

足がしびれる

足がしびれる腰痛は、たくさんあります。以下に列挙します。

腰椎椎間板ヘルニア

足にしびれと言えば、椎間板ヘルニアです。膝より下、足まで、痛みが広がります(放散痛)。痛みの質は、電気が走るような痛みです。また、体を前に倒したり、くしゃみや咳で増悪します。重いものを持ち上げてからとか、洗顔していたらといったようなキッカケがあることが多いです。リスクが高いのは、以前から腰痛持ちだった場合や、若い頃にコンタクトスポーツをしている、などが挙げられます。

椎間関節症候群

膝下まで、痛みが広がります(関連痛)。痛みの質は、鈍い痛みです。椎間板ヘルニアが電気が走るような鋭い痛みであるのと、対照的です。体を前に曲げたり、反らせたりするとふとした拍子に痛みます。特に反らせたときの痛みは、椎間関節を圧迫します。一日の中で一番つらいのは、疲労が蓄積してくる夜です。

背中が痛む

背中が痛む腰痛は、胃・十二指腸(左背部)、腸、膵臓疾患からの関連痛の場合があります。ここでは、それぞれの臓器の場合を比べて背部痛の関係を説明していきます。胃では、胃炎とそれが慢性化した場合に胃潰瘍になることが多く見られます。胃炎の場合、胃痛、不快感、吐き気、嘔吐などがおこりますが、軽度の場合に症状は感じません。胃からの関連痛が背中に出ている場合は、特に食後に背中の痛みがまします。消化のため胃の働きが活発になり、胃酸が大量分泌されます。胃酸により、炎症部位を悪化させやすいためです。

十二指腸は潰瘍が主に起こります。内臓痛としてはさしこむような、焼け付くような、うずくような、ヒリヒリするような痛みがおこり、異常な空腹感なども感じます。食事を取ることによって一時的に痛みが落ち着きます。2~3時間するとまた現れます。背中の痛みも連動して和らいだり、悪化したりすることが考えられます。

膵臓では比較的膵炎が起こりやすく、膵炎の場合みぞおちから背中に突き抜けるような痛みを伴います。アルコールの乱用や胆石によって膵炎は起こります。痛みとともに強い吐き気や多汗、脈拍と呼吸が速くなる、体温の上昇など全身的な症状が起こってきます。

その他では、癌の骨転移(前駆症状として、臓器疾患や体重の急激な減少あり)による骨の痛みも、同様に背骨に痛みを起こします。