頭痛と腰痛

腰痛の症状が出る頭痛にはどんなものがあるのでしょうか

月経前症候群・月経困難症

婦人科系疾患ならホルモンバランスが急激に変化する月経周期との関連が深そうです。

月経前症候群

月経前に起こる多くの身体的、精神的症状です。原因の1つには、月経周期中に女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の濃度が急激に変動することがあげられます。 気分の悪さ、刺激に対する過敏性、腹部の張り、乳房の圧痛など、多くの症状があります。

症状は、月経の数時間から約14日前に始まります。月経が始まると消失するのが特徴です。しかし、閉経に近い人では、月経中や月経後も症状が続くことがあります。 身体的な症状のなかに、腰痛と頭痛があります。しかし、それ以外にも吐き気、嘔吐など多くの症状が起こる可能性があります。

月経困難症

月経期に骨盤部の痛みが生じる状態を、月経困難症といいます。このうち、約4分の3は、原因がよく分からない原発性月経困難症です。それ以外は、原因が特定できる続発性月経困難症です。原発性月経困難症の特徴は、多くは思春期に発症し、月経周期のうち卵子が放出される時期だけに痛みがあります。 月経中に分泌されるプロスタグランジンが、痛みの原因と考えられています。

続発性月経困難症の原因としては、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮線維症、骨盤内うっ血症候群、骨盤内感染症などがあります。 症状は、痛みが下腹部に起こり、腰や脚に広がることもあります。締め付けられるような痛みが、起きたり消えたりします。鈍い痛みが続くこともあります。症状が起きるタイミングは、月経直前や月経中に始まり、24時間後に最も強くなりますが、2日ほどで治まります。上記以外の症状としては、頭痛、吐き気、便秘、下痢、尿意の回数増加などがあります。

片頭痛・緊張性頭痛等

一口に頭痛といっても、頭痛で死ぬ疾患と、死なない疾患があります。頭痛で死ぬ疾患は、くも膜下出血と脳腫瘍です。死なない疾患の代表的なものには、片頭痛、筋緊張性頭痛、三叉神経痛などがあります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

くも膜下出血

くも膜下出血による頭痛は、突然発症していきなりピークを迎えます。突然ガーンと頭が痛くなり、瞬時にしてピークに達します。出血しているので、割れるように痛みます。

脳腫瘍

脳腫瘍によって、脳圧が亢進することがあります。一般的に、眠ると脳圧が高くなり、眼が覚めると下がります。通常は、眠って脳圧が高くなっても頭痛を感じません。ところが脳圧が亢進していると、眠っている間に脳圧が高くなり頭痛を感じるレベルになってしまいます。目が覚めると脳圧が下がるので、楽になります。眼が覚めた瞬間が頭痛のピークになるのが、脳腫瘍による脳圧亢進の頭痛です。

片頭痛

血管性頭痛ともよばれ、心臓の拍動に合わせてズキンズキンと痛みます。前駆症状がある場合もあり、目の前に黒い暗点や光ったものが見えたり、吐き気・嘔吐が続いたりします。薬で軽快し、ワインやチョコレートで増悪します。また休日など、ホッとして緊張から開放されるようなタイミングで頭痛がおきやすいです。

筋緊張性頭痛

疲れてくると首、肩、頭が重くなり、疲れが取れると治まります。ジワーッと締めつけられるような痛みが、特徴です。起床後すぐよりも、夕方から夜にかけて疲れてくるタイミングで頭痛がおきやすいです。筋緊張性頭痛は、姿勢との関わりが深いです。PC作業などで、アゴを前に突き出すような(クレーンネック)姿勢をとっていると、後頭部から首の付け根にかけて(後頭下筋群)や、首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)、さらに横の頚肩部(上部僧帽筋)に負担がかかりやすくなっています。

これらの筋肉にトリガーポイントと呼ばれる硬結ができると、頭痛を感じるのです。上記のような姿勢とセットで、腰部も丸まってしまいます。すると、腰痛と頭痛がセットになってしまうことが考えられます。

上記の中でも、腰痛と関連がありそうなのは、死なない疾患の頭痛です。