吐き気を伴う腰痛

腰痛と吐き気以外の症状から判断します

腎不全・尿路結石等・腎盂腎炎

腰痛と吐き気ですが、それ以外の症状とあわせて原因を探っていく必要がありそうです。腎臓疾患なら尿や発熱との関連が重要になってきます。

腎不全

腎機能が低下して、血液中の代謝性老廃物をうまく取り除くことができなくなった状態です。急性腎不全では、初期症状として、足や足首が腫れたり顔や手がむくんだりします。また、尿の色がコーラのようになる場合があります。こうした状態が続くと、代謝性老廃物が体内に蓄積し、疲労感、集中力の低下、食欲減退、吐き気、全身のかゆみが起こります。腎不全の原因はさまざまですが、尿路の閉塞が原因の場合、水腎症になります。

腎動脈の閉塞

腎動脈は2本あり、左右の腎臓にそれぞれ血液を供給しています。塞栓(そくせん)といって、体内の別の部位で発生した血栓が流れてきて、腎動脈でつかえるパターンの閉塞が多いです。腎動脈の部分的な閉塞では、たいていは無症状です。しかし、閉塞が進むと、腰や下腹部に、持続的にうずくような痛みが生じます。この状態になると、血圧も上昇してきます。そして、左右どちらかの腎動脈が完全に閉塞すると、吐き気、嘔吐、発熱、背中の痛みが起こります。また、出血によって尿が赤や暗褐色になります。

尿路結石

尿路に形成される硬い固形物を、結石といいます。結石の位置によって、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石などと呼ばれます。尿管や腎盂など尿が流れる管が結石にふさがれると、背中の痛みや腎疝痛がおこります。腎疝痛は、痛みに波があるのが特徴で、激しい痛みが急に現れたりおさまったりします。それ以外に、吐き気と嘔吐、腹部膨満、悪寒、発熱、血尿などの症状もみられます。

腎盂腎炎

腎盂腎炎は、女性に多く、その90%が大腸菌感染によるものです。突然発症し、感染を起こした側の腰の痛み、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐などの症状があります。感染側の腎臓が腫大するために、腰側から触ると圧痛があります。感染や結石の通過の時に刺激で尿管が痙攣する痛み(腎疝痛)を感じることがあります。